機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 50話2017/04/02

・イオク
え? 生き残らないの?
昭弘のために生かされていたとしても、改心しかける描写は何だったのか?
てっきり改心して、ラスタルのポジションに成り代わると思ったのだが……

・ラスタル
周囲が無能なのと、脚本の都合で良いポジションに就かされている印象。
物語中、悪行をなした人間が一切裁かれず、唐突に方針を変えて、有耶無耶のうちに正義側のポジションに落ち着いているのはどう考えてもダメだよな……
これまでは現状維持というか、自身の立場維持以外は何一つ興味が無さそうだったんだけど、他の有力者が消えて、その気になればGHの全権を掌握できるポジションまで登りつめながら、唐突に民主化って……
ガランを使ってマッチポンプしてまでマクギリスと権力争いをしていた奴の行動とは思えないし、本当に何がしたいのか解らない。

・ガエリオ
え? 最後、車椅子に乗ってたのってなんで?
前の戦闘でマクギリスを追い抜いて待ち伏せするぐらい動いていた筈だし、マクギリスの銃弾は仮面を撃って致命傷を避けていたよね?
それから数年経っている筈だから、負荷の掛かる装置を利用した代償が後から来た感じでしょうか? 描写も説明も無いから意味がわからん。
それと、てっきりマクギリスの死から遺志を引き継ぐとかしてるもんだと思っていたんだけど、以降、物語の展開に一切かかわらないとは……コイツが生存した理由もさして無かった。

・ノブリス
ああ、また拳銃でパンパンですか。
ついでにラスタルもやってくれるかと思ったけど、まあ、奴をやると更なる動乱が始まってしまうからこんなもんですかね……

・最終戦
最後は超長距離からの狙撃が決定打とは……
胸躍る拮抗した戦闘も無く、延々と消耗戦を見せられて、結果コレとは……
何一つ面白くなかったですな……

・作品のテーマ
なんだったんだろうね?
前の記事でもコメントを頂いたけど、「生まれで既に勝敗が決している」ぐらいしか……

たぶん、そんなものは初めから無かったのではないかと。
製作者は視聴者の予想を裏切ることでエンターテイメントになっていると思い込んでいるようだけど、設定やキャラクターの魅力を無駄に浪費していることに気付いていないか、気付いていてもどうでもいいと思っているんだろうなぁと……そもそも展開が雑過ぎて、内容が矛盾しまくっているのが問題なんだよね……

・ジュリエッタ
不自然なくらい優遇されていましたね。
ここ数話、主人公補正は彼女にしかなかった。
それに何の意味があったのか、最終話まで見ても解らなかった。

多分、名瀬の兄貴が討たれる前あたりになってやっと結末が決まって、それから逆算するように組み立てたんだと思う。
それは百歩譲ったとしても、これまでの伏線が全く生きていないのが問題なんでしょうね。
大まかな方向性とか、プロットとかがなくて、何となく流れで物語を綴っていたけど、唐突に鉄華団を滅ぼす展開にしたんでしょうな。
その代償として、マクギリスを「力に囚われた脳筋」にして、さして描写していなかったけど「立場的に」程度の理由でラスタルを最大の障害として設置。
ジュリエッタは「製作陣が気に入っているから」程度の理由で主人公ポジションに。

これまで戦闘に関しては鉄華団無双で話をすすめてしまったから、無駄に武力が揃い過ぎてしまい、コレをどうにか削ぐためにダインスレイブをでっち上げる。
ラスタル陣営には碌な配下は居ないし、ジュリエッタは殺したくないから、鉄華団の主要メンバーはラスタル陣営の雑魚兵しか倒せず、作戦失敗で無駄死にさせたり、MS戦以外で退場させる。
これまで頼もしかったテイワズ勢のラフタやアジーもMS戦以外で退場。
あと、意味ありげな強敵としてMAが登場したけど、さしたる意味は無かったんだぜ。相対的にガンダムフレームの意味もな。

その結果、急な方向転換で辻褄を合わせることができず、唐突に迂闊な行動をさせて退場させることになるのが一番ダメでしたね。


やはり、奇をてらった展開にするのではなく
バエルに大きな力を与えて、その力に溺れたり、バエルに意志を乗っ取られたマクギリスがラスボスとなる展開の方が無難だったかと。
だって、ラスタル陣営は規模こそ最大であろうけど、名有りの将がいないからライバル同士の拮抗した熱い戦闘にならないんですよね……そりゃあ、MS戦は消耗戦になるし、それ以外の場面で退場させるしかなくなってしまう。

まあ、幸いなのは、ここまでやっちゃうと三期や劇場が無さそうなんで、一安心ですね。


四次元殺法コンビのAA「王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!」が胸に沁みますね。

同じ期にやっていた「けものフレンズ」と非常に対照的でしたね。
「けものフレンズ」はちゃんと伏線を回収していたし、無難な締めで手堅く終わていましたからね。
まあ、正直、何故ここまでこの作品が話題になっているのか、皆目検討がつかないですが(笑)
非常に綺麗に終わったので、話題にならなかったとしても「知る人ぞ知る良作」という扱いにはなっていたかと。
奇策ばかりでテーマの無い作品より、真面目で手堅い作品が評価されるのは良いですね。


とあるサイトで「元から劇場版で終わる予定だったんだけど、様々な理由で劇場版が無くなり、普通なら規模を縮小して締めるところを、自棄になって卓袱台をひっくり返した」なんて仮説を立ててたけど、何か凄いシックリ来ますね。